電通大コンテスト、横浜コンテスト

2021年7月18日日曜日

t f B! P L

今週末は、横浜コンテストに担ぎ上げで出てみました。

こちらは、伊勢原市民なのですが、コンテストの度に裏山である大山移動の局が呼ばれまくっていて、こちらは東京の方は山の陰で弱いし、一方、大山移動の局をお呼びしても、実は大山山頂移動はみなさん東京の方の斜面で東京の方にアンテナを向けており、パイルに負けまくる次第。大山はうちの庭みたいなものなのに!と思っていました。

で、横浜コンテストはもちろん横浜を見渡せるところ(=山の上)でできると楽しいだろうし、朝5-7時というスケジュールも登山の方などが登ってくる前にコンテスト開始なので、コロナとかも多少心配が減るし、ということで、今回夢の?担ぎ上げコンテストをやってみようと思いました。

ということで、土曜日は朝から、担ぎ上げ用のアンテナづくりと移動用ポールを使ったアンテナ上げと運用の予行演習を庭でやりました。今回28MHzのみですので、釣竿デルタループを作成してみました。21MHz用の2エレデルタループを前に作っていたのでそれを1エレにするのですが、インピーダンスがかなり1エレメントだと高くなりますので、1:4のバランを作ってそれで給電することにしました。結果バンド内の広い範囲がSWR1.2以下に移動用ポールで上げた場合できることがわかりましたので、アンテナはこれで行くことに。

QRPでの参加も考えましたが、今回の目標は「自分の庭である大山で、呼ばれまくるコンテストを一回でいいからやってみたい」でしたので、IC-705にHL-50Bをつないで50W(は出ないけど)とします。PC にn1mm+をインストールして、USB1本をIC-705につないでバンドマップ連携とキーイングをできるようにしました。AMPのコントロールはSEND端子をつなぐわけですが、HL-50BにIC-705を接続すると必ず特にRTTYなど送信しっぱなしになることにずっと悩まされていましたが、土曜日に、IC-705のSEND出力端子は、SEND入力も兼ねていることに(今頃)気が付きましたので、ダイオードを1本ケーブルに入れて、IC-705 からHL-50Bの制御だけが有効になるようにしました。

電源はリチウムイオン電池を薩摩硫黄島に移動したときにAmazon で購入したLiFePO4の12AHを持っていくことにします。50Wで2時間コンテストに出たら、足りない気もしましたが、荷造りしてアンプ、リグ、アンテナに加えて2個電池を持っていくと山に登れない重さと思いましたので、泣く泣く1個に。一方PCは古いものを使っていますので、本体の電池が不安でしたので、モバイルバッテリー100Whぐらいのも持っていくことにしました。

それで、n1mm+でCWオペの練習をということで、電通大コンテストに7MHzで出ました(一応)。119局、32マルチでしたが、横浜コンテストの結果を見ると、これが練習になったのかどうかは謎です。忘れ物が心配でしたので、電通大コンテストが終わったあと、コンテストで使っていた道具を全部リュックに詰めました。アンテナ回りは、あらかじめ予行演習したものをすべてこちらもリュックに詰めておきました。

早めに床に就きますが、遠足の前日状態でなかなか寝付けません。で、目が覚めたら0時前でした。もう1回寝ようとも思いましたが、寝付けないので、早めに家を出ることにしました(0:30頃)。

目的地は、大山山頂、と言いたいところですが、伊勢原市民なので、秦野市のヤビツ峠から上がるのは邪道、ということで、私の裏庭である日向から見晴台(標高760mぐらい?)まで上がりそちらで出ることにします。途中までは車で行けるのですが、そこからのポール、アンテナ、リグ、電池、アンプ、PC、PC電池などを担いでの登りは運動を普段ほとんど(全く?)していない私にはきつすぎ。今回早く家を出ましたので、何度休憩してもよいことにして、また、FM横浜を心の友に、結局3時よりは前に現地到着。いやー、きつかった。休憩するたびに次の休憩までの時間が短くなり、何度か、もう登る気力が尽きた?と思いました。そのたびに「呼ばれるコンテスト」と呪文を心の中で唱えます。地蔵のところからは尾根を風が吹き抜けていてかなり気持ちよかったですし、高度がそれなりにあるせいか、天の川が見えてきれいだった。

ということでゆっくりと設営をやって、電波を出せる状態になったのは薄明の始まった4時まえころかなあ。コンテスト前に、LRQさんにずうずうしくアドバイスを頂戴し、電話から出ることにしました。

とはいえ、コンテスト開始の瞬間から呼ばれるかと思ったらさにあらず、結構空振り。アンテナひょっとしてつながってない?とか思いつつ、それでも立て続けに呼んでいただき、喜びが湧いてきました。ところが、山の上は結構涼しく、体が冷えているせいか呂律は回らないし、指はかじかんで、ハンドマイクを持っている関係もあり、PCを指先1本でキー入力状態。しかも、n1mm+用にキーボードを英語に変えとくのを忘れていきなりパニックでした。

ここで失敗。2時間のコンテストをどのように組み立てるか、担ぎ上げで精一杯で、考えてきませんでしたので、どこでポイント3点のCWに行くか決められませんでした。結局5:50からCWに移り、CQを出しますが、横浜の方は皆さんCQ出されているのか、市外局ばかりに呼ばれます。また、これほどパイルになったのは初めてでしたので、n1mm+の操作もわからず、Ctrl-K(キーヤーモード)でひたすら手動オペ。それがさらにコールサインを聞き取る集中力をうばってしまい、まさに皆さんに呆れられるへぼオペを展開していました。上手な方でしたらうまくパイルの上限をコントロールしてオペされるのでしょうけど、なすがままに状態でした。。。これでだいぶ愛想尽かされた局もいらっしゃったことと思います。

結局CWなのにQSOレートが上げられず、残り20分で横浜局が少ないのに焦りを感じて呼びに回りました。 JA1YCS/1がそれで見つけられたのはよかったですが、そのままCQ出しているのとどっちが良かったか?最後の5分は1QSOもできませんでした。

コンテスト終了後、いくつかの方とSSBでお話をさせていただき、のんびりと楽しく過ごせました。電池は結局PC用のモバイルバッテリーは0%になってしまいましたが、リチウムイオン電池の方は大丈夫でした。

(家に戻った後電圧を見たら13.1V 程度。送信すると12.5V程度まで落ちますが出力は40W程度出ているので、問題なし)



 

コンテスト後、他のバンドでも出ようかとは思っていたのですが、日差しが強く暑くなってきましたので、下山の辛さも考え、撤収することに。登山中の方と、すこしだべったりしながらの、のんびりした片付けで、8:20下山開始、10時前には家に到着。下山時の尾根くだりは梅雨明けの青い空と深い緑、下界の街が見えて超気持ちいい!で、登りの辛さを忘れてまた登ろうかなあと思っている私。

コンテストの結果はログの提出がない局はカウントされないため、わかりませんが、こちらのログでは、182局、18 マルチでした。気づき事項としては、SSBは市外局3割弱だった(これは去年の市内・市外の割合と同程度)のですが、CWではこれが半分弱まで上がりました。市内のCW参加局が少な目、ということなのかもしれませんが、CWでは市内局に呼んでいただきQSOするということができていないということで、CWオペがへぼだったということなのかなと個人的には思っており、CWはもう少しQSOできるべきで、今後の課題です。

ともあれ、「呼ばれるコンテスト」は少なくとも呼んでいただいた皆さんのおかげで堪能することができましたので、感謝しております。

(9/4追記) 331pts 18 multi = 5958 点でXM優勝でした。夢の担ぎ上げをやれてたくさんの方に呼んでいただいた上に表彰もされるということでとてもうれしいです。

表彰式懇親会が開かれないというのは非常に残念ですが、コロナが早く落ち着くといいですね。 また、仕事の予定が許せば、来年も担ぎ上げで出てみたいと思います。


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