オール神奈川コンテスト 2025

2025年6月8日日曜日

t f B! P L

今年もオール神奈川コンテストに大山山麓から参加しました(6/7)。

昨年は夜間ジャンジャカ雨が降りましたが、今年の予報は雨は降らなさそう。でも一応雨の備えは持っていきます。

昨年DPの不調を現地で解消することができず途中リタイアしましたので、事前にDPを調整しました。内容は昨年と同じ14, 21, 28 の3バンドDPと3.5ローディング, 7フルサイズの2バンドDPをギボシ切替できるものですが、事前に他の広いところである程度調整をして、さらに数日前にコンテスト運用地で実際に上げてみて確かめるということをしました。結果、おそらくDPの展開の形の問題だと思うのですが、21MHzはSWRが多少高いものの、運用可能ということで、これで行くことにしました。 

6m のアンテナは、これまでと同じ2el Delta Loop です。

2m ~ 1200 MHz のアンテナですが、今回荷物を少しでも軽くしたいということで、八木が壊れたのもあるのですが、八木をやめてGP(Diamond X7000)に変更してみました。このアンテナは、フィールドで使用するのには難がある(各部ネジが輸送中などに外れやすい)とは思うのですが、他にいいのが見当たらないので、これで。

それから、ポールを固定するのにこれまで苦労していたのですが、秘密兵器(治具)を開発。ジュビリバンドでガードレールの支柱に固定することで簡単にポールをガードレールの支柱に沿わせて垂直に立てることができます。GPの垂直を確認するために小さなポケット傾斜計も持っていきます。

リグは、昨年と同じIC-9700 + IC-705+アンプ の組み合わせで、3.5~1200 MHzまで出られるように、また、SO2R(2バンド同時運用)をできるようにしてみました。

これに合わせ、DVPlogger のハードウェアを新版(4層基板!)にしたので、SO2Rの運用のロジックをこのコンテストに合わせて作りこみを頑張ってしました(結果問題がいろいろわかったですが)。

1昨年は、電池が足らなくなりましたので、今回BL-50TXを12AHのLiFePO4電池*2に加えました。これで、各ステージ中の電池の切り替え等の作業を省略することを狙いました。前半をBL-50TXでやり、後半はLiFePO4をパラで使い、電池電圧の相違の問題を回避します。

それから、運用地までは40分は林道を歩く必要があるのですが、その運搬を楽にやろうと、今回、秘密兵器を開発。ただ、プラコンとカートを合体させただけなんですけれど、ポール、アンテナの受けも用意して、運搬を超楽にすることを狙いました。実際これは楽で、車から降ろしてポールをタイラップで固定したら、すぐに移動開始できるのはとても良かったです。また、プラコンはカートに載せたまま、運用机としても使いました。また、これは片付けも楽。

あと重要なのは、人間の食料と水関係。今回麦茶+お茶 2.6l おにぎり4つ、カロリーメート2箱持っていきましたが、全部消費しました。特に昼は暑かったので、麦茶を想定以上に飲んでしまい、もう少し余裕があったほうが良かった。

いつもそうですが、コンテストの運用内容は、薄味なこのblogです。

1500 から6m SSB,  1200 FM, 6m/1200 CW (SO2R) で1630まで使ってしまい、そのあとHF(28->21-> 14) と運用したのですが、HFをやるのがちょっと遅かったかもです。また、SWRが少し高いためか、アンプの出力を増やすと保護がかかってしまうことが頻発。チューナーも持ってきてはいましたが、ロスが嫌でつないでいませんでしたので、時々QRP運用になっていました。6m VU は正直50Wも要らないと思いますが、HFでこうなったのはあまりよくなかったです。



  

Stage1が終わった時点で、Stage1として結構よかった昨年の結果を比べると


QSO

multi

Band 2024 2025  24->25 2024 2025  24->25
14 32 39 7 22 26 4
21 42 21 -21 23 14 -9
28 26 22 -4 14 15 1
50 80 96 16 35 34 -1
1200 39 34 -5 26 23 -3

219 212 -7 120 112 -8

 こんな感じで、21で大きく減らしたことを14ではカバーできず減ってしまっています。正直6mはやりすぎました。SO2Rを6m, 1200でやったことが良くなかったのかも。というのは、1200MHzはある程度やってしまうと局がいなくなるため、SO2Rをすることで、並行してCQ出している6mに留まりすぎる原因を作ったのではないかと自己分析。本当ですと、6mとHFでのSO2Rとか、HFと1200MHzのSO2Rとかの方が効果があったかもしれませんがもう少し考えてみます。

Stage2 は、 準備がスムーズに行ったので1hほど前から433.04あたりでQSOを楽しみました。電池が多少心配なので出力10W弱に調整。コンテストもいいけどこういったQSOもいいなあと思います。とかやってますと、コンテスト開始時に相手にマイクが行っていたため、開始立ち上がりに失敗。。。気を取り直して2局目からてきぱき(?)と運用し、1分に4局ぐらいのペースで運用しましたが、 19分ほど経過して早くもCQ連発となったので、2m SSB -> 2m CW とやって、2153頃からは7/144,430 CWでのSO2Rをやりました。2255からは焦って3.5CW に行き、以降は3.5/144, 430 CWでのSO2Rをやり、最後2m SSBをさらって終了しました。

結果のSSB, CW を見ると2m SSBが少なすぎたかも。細かく見ていかないといけないなあ。ということで、CWの割合を2025年と2023年で比べると下記のようになりました。 


2025 2023

CW% CW%
3.5 100 100
7 100 100
14 100 100
21 86 69
28 77 97
50 43 49
144 73 34
430 20 21
1200 26 19
Total 64 57

 うーん。1200MHzのCWが増えたのと、2mのSSBが減った以外はあまり変化がないのかな。でも全体としてはCWが増えています。これはSO2RをしたことでCWの方に引き込まれやすいというスタイルが出ているかもです。

さて、stage2は昨年はリタイアしたので、一昨年との比較をすると、 


QSO

multi

Band 2024 2025 24->25 2024 2025 24->25
3.5 32 42 10 27 27 0
7 61 47 -14 30 31 1
144 38 41 3 25 24 -1
430 87 56 -31 38 25 -13
subtotal 2242 2211 -32 2144 2132 -13

 こんな感じで、結論、430 FM を早く切り上げすぎました。SO2Rの効果もあんまりない気が・・・と結構😞する結果ですが。

気のせいかもですが、6m SSB, 430FM とも呼ばれるのが途切れるのが早いなと感じました。みんなCWに行っちゃうのかな。

一昨年と同様帰宅は3時過ぎになってしまいましたが、無線を思いっきり楽しめました。 

 そうそう、DVPlogger でSO2Rの実装を真面目にして初めてのコンテストでしたが、バグが多くて正直皆様には配布は早いなと感じました。備忘録として下記を書いておきます。

・SO2R運用シーケンスに入れるのに最初だけは、ファンクションキーを押さないと正しく動作しない。

・応答が文字化けしたコードを送ることがたまに起こる(原因まだわかってない)

・SO2Rで運用していると、バンドマップのオンフレ表示が更新されていないことがある。

・SO2Rで運用していると、デュープチェックのリスト更新がされていないことがある(どのような場合になるかまだ分かってない)。

・同じ原因かもしれないけど、QSO済みの局がバンドマップに表示されていることがままあった。

・送信した後は必ず応答を確認するために、送信した無線機にフォーカスが戻ってほしいがそうならないことがあった。

 もう一つ備忘録。バッテリーの状況確認。

受信状態で運用セットでの消費電流1.6A 

Stage1 終了時電池電圧13.6V 2つメモリ点灯。Stage2終了時電池電圧12.6V (受信時・LiFePO4*2). 

それと、Stage2では雲が出てきていましたので、途中で雨が降っても対応できるように雨合羽を着て、リグも雨がかかっても良いように防水対策をして臨みましたが、1回だけパラっと来ましたが、全体としてドライで最後までできました。こんなことは珍しかったですね。

 取り留めもなく書いていますが、もう一点。今回社団局が頑張ってたな~と思うことが多かったですね。個人局が減った?のかもしれませんが。 

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