ハムフェアで展示頒布した後も、改良を進めてきました。改良の内容はgithub DVPlogger のほうでまとめていますが、下記にメジャーなところをまとめます。
11/4 に伊勢原市総合運動公園にて、ジャンク会が開催されますがそこで、展示と頒布のご案内をしたいと考えております。ご興味のある方はご訪問いただけたら嬉しいです。
新基板の製造(rev. D)
ハムフェアでの意見を踏まえ、本体基板にパドル接続用のコネクターを用意しました。それから、オーディオ出力をesp32のADCへハムフェア版ではコンデンサを使って接続していましたが、ここにアイソレーショントランスを入れることでCPUからのノイズ(ほとんどコモンモードノイズ)が入らないようにしました。 また、拡張基板の開発を進めていますが、関連した小変更を基板にしています。
ハムフェアでは基板上への部品のはんだ付けなどすべて自分で行いましたが80点以上部品があり、非常につらかったため、Rev.D基板では、JLCPCBのPCBAサービスを利用し、表面のSMD部品を載せた状態として、残りスルーホール部品とJLCPCBでは調達ができない少々のSMD部品を載せれば、組み立て完成できるようにしました。また、esp32モジュールやOLEDなど、市場には様々な違いのある部品が流通しているため、できるだけ広く適用できるように基板パターンを改版しました。
このことによって、キットでの頒布ができそうな感じになりました。 これまでは、SMD部品てんこ盛りのため、キットとするとこちらで動作試験が全くできない問題や、部品のパッケージングがこちらで作るより大変、とかいろいろでとてもキット化はできないと考えてました。キットの場合、価格が少し安くなると期待される方もあるかとは思いますが、もともと本品は、労賃0の考え方で設定しているのと、キット化の労力や、ある程度のサポートの必要性もあり、キットでも価格は同じにしたいと考えていますが、私のように、自分ではんだ付けして作ってみたい、という方もあるかと思いますので、今後の頒布ではキットも選べるようにしようと考えています。キットは、step by step の製作マニュアルも書きました。私の場合ですと、マニュアル作りながらでも1~2時間で完成できましたので、ぜひ。
大画面版
ハムフェアでいただいた意見の多くが「画面が小さい」、でしたので、検討をしていましたが、ほぼソフトの変更なしで、3倍以上?の面積の画面構成にすることが可能だとわかりましたので、今後の頒布では、大画面版を選べるようにしたいと考えています。ただし、部品価格が上がることや調達のこともありますので、受注がある程度あればという感じです。大画面版も展示いたします。めっちゃ見やすいです。
ソフトの改良
ハードウェア変更に伴うソフトのサポート、他で下記のような改良がされています。
・Webサーバー機能搭載。JARL ログ入力画面に簡単にログを送信、サマリの作成まで超簡単に記録の管理ができるようになりました。フィールド運用でそのままログ提出などもできると思います。その他、スマホと連携した様々なアプリケーションが可能となります。
・ 市郡区名<=> JCC/JCG 変換 が運用中でも簡単にできるようにしました。
・コールサインからDX エンティティの検索が簡単にできるようにしました。
・パドル接続 IAMBIC-A/B, リバース切替付き。
・バンドマップにクラスタ等から取り込んだコールサインがニューマルチの際それがわかるようにしました。また、ニューマルチのコールサインがスポットの上の方に(優先)表示されるようにした。また、簡単に運用局をバンドマップに登録できるようにしました。
・日本語キーボード・英語キーボードを切り替えられるようにしました(n1mm+でお困りの方はぜひ!)
・キーボードでのPTT制御など、リグを触らなくても運用が進められるよう機能充実。ほかにも、ハムフェアでお買い上げいただいた方々からいただいた要望等を積極的に実装反映させつつあります。
・ サテライト MESAT1の情報追加
マニュアルのbug fix
もともとドキュメントを作らずハード・ソフトとも作っていたので、ハムフェアではかなり頑張ってマニュアル作ったのですが、間違い、記載不足、等々かなり多くのコメントいただきました。なるべく直しました。
頒布について
頒布は、下記のような組み合わせで頒布を考えています。いずれも3Dプリントの専用ケース付きです。
1. RevD 本体基板 拡張基板と組み合わせることを考えない方はこちらが少しお得です。
2. RevE 本体基板 現在開発検証中の拡張基板と合わせ、リグ3台でマイク・ヘッドホン含め切り替え運用をお考えの方はこちら(RevDを製造した後に拡張基板との連携のため、本体基板に基板間コネクタを追加しました)。
3. RevE本体基板+拡張基板とのセット こちらはマイク・ヘッドホン3系統の切り替え、追加のマウス・キーボードインターフェース、追加リグコン端子などてんこ盛りのセットです(まだ開発中で、検証と拡張機能を使うためのプログラム実装中です)。
4. 上記、キット・完成版が選べます。キットは、未実装SMD部品のいくつかもはんだ付けする「エキスパートキット」とSMD部品をすべてはんだ付け済みの「イージーキット」が選べます。
5. 上記のチョイスに加え、大画面を選べます。
6. ハムフェアでお買い上げいただいた方々には、上記アップグレードを比較的ローコストに行えるように致します。
11/4のジャンク会
では、このうち、1. RevDの完成品 3. RevE本体基板+拡張基板セットの完成品 5. RevD+大画面の完成品を展示デモ 一部の頒布または、頒布受付ご案内をしようと考えています(今も、作っているところなのでどれくらいできるかわかりません。すみません)。
もしジャンク会に来ることができないけど興味があるという方ありましたら、メール、コメントなどで、ご連絡ください。頒布などご案内いたします。
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