今年も徳島県名東郡佐那河内村の大川原高原からフィールドデーコンテストに参加しました。
今年は、昨年SO2Rをやろうとして失敗だったり、1.8MHzに出られるアンテナがなかったりと不完全燃焼感がありましたので、今年は、もう少し機材をしっかり準備してオールバンドの部門に出よう、と考えました。
で、リグはHF/6mはIC-705+HL-50B, FT-DX10 VUは IC-9700 を自作ログ箱+SO2R miniで制御し、2リグをSO2R的に同時運用できるように、のこり1台は、リグ切り替えをワンタッチでできるのでそれで対応するように、準備してみました。
というわけで、自作ログのプログラムをいろいろいじくったので、本来ならテスト運用を時間をかけてバグだしと直しをやらなければいけないところ、AWTでちょっと試しただけという感じでした。
それから、JARLのコンテストは、運用電力コード(バンド毎に異なる)を付加する必要や、2400MHzはコンテストNRが違っていたりして、結構対応するプログラムにするのが大変です。で、間に合わせで電力コードをバンド毎に変えられるようにしました(昨年はN1MM+で運用してましたのでこちらも難ありでした)。コンテストNRが異なるのは、CW送信は対応したのですが、マルチチェックもしているからせめてチェックをパスするようにしなければいけないことに今気が付きました。今回2400MHzはアンテナ・リグは持って行ったのですが、設営する元気が残っておらず、やらなかったので結果的に関係なかったですが。
自作ログで荷物がまあまあシンプルになったのは良かったのですが、外付けのUSBキーボードを透明プラコンに入れて宅配便で送ったら、プラコンの中が太陽熱で過熱したようで、キートップが溶けてました。キーボードは予備も含め2式送ったのに両方とも溶けており、途方に暮れましたが、キートップを外して少しでもましな方を使用しました。
電源は、今年も100AHのLiFePO4電池、今年は50W運用をしますので、そちらにシガープラグから電力をもらい、LiFePO4に補充電するBOXを作成したので、それをつけて運用です。他には100WソーラーパネルをDCDCをつないで補充電に使うセットを用意したのですが、ノイズ問題・変換ロス熱の解決が不十分だったのと、こちらも準備で疲れて使わずでした。
リグの消費電力は、あらかじめ計測してみたのですが、FT-DX10の50W送信すると他と合わせて15.6A流れることがわかり、100AHではかなり厳しいのですが、これでやってみることにしました。昨年はPCをログに使ったのでこちらの電力の問題がありましたが、今年は自作ログなので、モバイルバッテリー1つで問題なしです。
アンテナは、昨年の反省を踏まえて、1.8/3.5: 3.5MHzフルサイズ/1.8MHz 短縮Inv-V DP, 7/14: ZS6BKW,21/28: Fan DP, 50MHz 3el. Delta Loop, 144MHz: 10el Yagi, 430MHz: 15el. Yagi, 1200MHz: 16el. Yagi, 2400MHz: 19el. Yagi(使わず) を用意しました。これらをZS6BKWを除き、FAP707に付けて一緒にあげ、ローテーターで一緒に回す用意をしました。ZS6BKWは8mのカーボン竿で少し離して上げました。ローテーターはコントローラーが100V仕様なので、100Vをつくるためのインバーターも持っていきました。
現地当日早朝からアンテナ上げをやりましたが、これらをFAP707で上げるのはほぼ体力の限界です。ポールを複数持っていくと展開・固定場所の問題が出てくるので今回はこれ1本+カーボン釣りざおのポールでやったのですが、なにかいい方法ないかなあといつも考えています。
また、1.8/3.5のダイポールは材料を山に持って行って現地で作成したのですが、短縮コイルと付加エレメント長を事前に計算もせずに上げたので、最初全くどこにも同調点が見つからず焦りました。フィールドで3.5フルサイズエレメントの長さや、付加エレメントの長さを短くしたり、長くしたりして調節したので、かなり時間を要しました。で、ここまでやった段階で昼過ぎてしまって、他のワイアーアンテナを上げ終わったのが夕方。そこからシャックづくり、で去年と大差ないような・・・・。幸いにして、今年はLEDヘッドライトを赤にしたり気をつけていたので、車内虫だらけにはならずに 済みましたが。ただ、昼間のアブは去年より多かったように思います。虫よけスプレーを大量噴射して備えました。
あとから反省(今)としては、HFのアンテナの地上高が低すぎた。干渉を恐れて21/28のダイポールはおそらく5mH程度としたのですが、向きが悪い(南北)こともあり、とにかく聞こえませんでした。ロータリーダイポール等を考えた方がよかった。
コンテストは、CWで6m -> 3.5MHz -> VU -> 1.8MHz という感じで運用しましたが、呼ばれ方が鈍かったです。S&Pの方が効率が良かったかもしれないぐらいの感じで、昼間のアンテナ上げの疲れでまだまだ1.8MHzをやらないととは思うものの、1時半ごろに我慢ができなくなって寝ました。5時半には目が覚めたもののもたもたして再開6時。3.5が少なかったので少しでもということで、しばらく3.5をやった後に7に行き、9時ころまでVUのS&Pをしつつ7でrunをしました。その後ハイバンドと6mとでやりましたが、この組み合わせはリグ切り替えがひと手間あるため、効率よくできません。また、自作ログのSO2R周りに深刻なバグがあるようで、突然ハングアップしたり、CQができなくなったり、リグのモードが選択できなくなってしまいました。で、何度も再起動したりして途方に暮れてました。
この時間1エリアがそれなりに聞こえてましたが、リグの切り替え作業や、自作ログの再起動などで集中を欠きました。また、ハイバンドは一生懸命に聞いたものの、信号が弱いです。昨年と変わらないぐらいしかできず、きっと何かが間違ってたと思います。
で、昼頃に雷様来襲。しばし休憩。休憩中に近所のOMが訪問されましたので、しばし懇談。四国の移動地について等いろいろ教えていただきましたのと、1200MHz 2way F2AでQSOしたりして遊びます。そのとき、あまりできてないという話をしましたら、VU・電話はいるけどなあとOMがおっしゃいますので、せっかく高原に来てその意味なしでは・・・、と電話を最後の1時間ちょっとやることにします。それなりに呼ばれましたので、割と楽しくできました。すでに終盤でしたので、もう少し前からやったらなあなんて思いながら、で最後は6mで終わりました。
コンテストアンテナ、リグの後片付けをして、18時20分過ぎに下山開始・・・でした。
山の上に上がったとは思えないレート、また朝も再開が遅すぎました・・・。
ハイバンドは設備の問題な気がしますが、他は均等にできてないので、運用技術に問題があるんだろうなあと思います(本人頑張ってるつもりでもログを見る限り結構だらだらしてます)。ログはXAに出しました。
自作ログは、バグ取りするのと、もうちょっと実践的にSO2Rができるような改良を考えていきたいと思っています。それと、電源はもう少し安定供給できるように工夫をしたいところです。
コンテスト前に2名のOMのご訪問、コンテスト中に3名のOMのご訪問があり、いろいろお話しができて楽しかった。コンテスト中であまり落ち着いてお話しができなかった方もありましたが、またお会いしてゆっくりとお話ができたらなあと思いました。
FD結果発表。 XAで全国4位入賞でした。
QSOありがとうございました。5エリアは想定外でしたので、驚きました。
返信削除安定して来てたと思います。私、/5 繰り返してましたよね・・・
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