21MHz 2el. Delta Loop (2): Design and construction

2021年5月30日日曜日

t f B! P L

 エレメントの長さは4nec2でいろいろいじって決めました。

最初エレメントは安さ爆発の2mm 盆栽用アルミ線でやろうと思ったのですが、端子をかしめるとそこが簡単に折れてしまうので、最終的には心が折れて手持ちのIV1.6やワイアーアンテナ用の線を使いましたので変更が必要ですが、シミュレーション通りにはいきませんでしたので、あんまり関係ないかもです。

いちおう4mhで張った時にベスト?と思われるシミュレーション結果では、RA=14.39m RE=14.99m スペースは0.1λとやや狭めです。ほぼ直角三角形になるような形にしています。これを実物にするのですが釣竿のアームの長さがシミュレーションではRA=4.3m, RE=4.5m となってしまい、実は4.5m釣竿そのままでは作れません。釣竿は先の1セクションはしなりすぎて使えないので、実質3.7m程度が最大です。

しょうがないので、釣竿がちょうど収まるVP25を各1mブームにつけておき、そこに竿を出し入れして最終的に決まった長さでVP25を短くすることにしましたが、調整中は、VP25の1m先に釣竿を刺さなければならないので、かなり無理がありました。調整後は、ブームから手の届く範囲にVP25の先がありますので、一応ちょっと頑張れば釣りざおをコントロールできるようにはなりましたので、問題なし?

ブームは20mm角のパイプにLアングルで、12mm厚のベニア板を取り付け、そこにVP25をサドル で固定しています。サドルがスカスカだったので、1mm厚のゴムシートでごまかしていますが、まあ、問題はなさそう。

デルタループの調整方法がよくわかりませんでしたので、両方のエレメントに未来工業のボックスを使って、Mコネで給電をかけられるようにしておきました。それぞれのエレメントの共振周波数を独立に測り、共振周波数をREはRAの150-250kHz下になっていることを確認してから、 REの方はショートスタブを付ける。という方針です。

で、最初は、設計長+15cmぐらい(Mコネに接続するBOXの分)から、調整をやってみたんですが、風が吹いてエレメントの形が変わる影響が大きくでて、さっぱりどうなっているかわからず。RAよりREが長いことは間違いないので、もういいや、と、途中でREにはショートスタブを付け、あとは使用高度(5m)にアルミポールを使って持ち上げ、周波数特性を調べ、切り詰めるために、また、アルミポールを降ろす。の繰り返しで調整をしました。エレメントの切り方は悩みますが、RA,RE同じ長さづつ切り詰めることにして調整を行いました。1回での切り詰めは、最大でも10cm程度にしておきました。都度ポールを持ち上げたり、ねじ締めたりするのはとても疲れた。

最終的に21.06MHzが最小SWRになりましたが、そこまでに各エレメントは50cm近く切り詰めました(各25cm程度)ので、「設計」ってなに?という感じです。我が家は家の壁が金属なので、その影響が大きそうで、切り詰めすぎた?とか思っています。まあ伸ばすのは、給電のねじのところにワイアーを足すだけなので、まあ、いいかなと。

 また、2エレのデルタループは単エレメントのよりインピーダンスが下がりますので、マッチングは手抜きでRAをそのまま同軸につなぎました。アンテナチューナーで同調はとるという手抜き方針です。VNAで測ったら同調時に50ohm にそれなりに近いところなので、マッチングセクションも簡易なLCのものを最後に用意して、ボックスの中に収めようとか思っています(が、アンテナチューナーでずっと運用するかも。。。)。

現在のところ、マッチングセクションなしで、21.06MHz でSWR1.3, SWR2以下の範囲が0.5MHz程度 SWR3以下の範囲が1MHz程度となっています。この程度ならリグの近くのアンテナチューナーでインピーダンスマッチングとってもいいか、という感じです。


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