免許はあるけどアンテナがないので、出られていない1.8MHz帯に出たいと思いました。我が家にとてもフルサイズのダイポールを張れるスペースもなく、またタワーもありませんので、何とか脹れている7MHzフルサイズ、3.5MHz短縮のダイポール(W735)に何とかして1.8MHzを乗せてやろうと思いました。
まず、W735のローディングコイルの定数がわからないとシミュレーションのしようもないということで、ローディングコイルのインダクタンスをNanoVNAを使って計測。だいたい80uH程度でしょうか。
はじめは、とにかくこれにエレメントを継ぎ足して1.8MHzを同調する長さを4nec2で調べたら当然ながら我が家では脹れない長さのエレメント長でしたので、これに3.5MHzのトラップ+なにがしかのエレメントを付けて同調させることを考えました。なぜかもう1つ余っている(多分昔買って、買ったことを忘れてしまっていたのであろう)W735のローディングコイルに3D2Vのコンデンサを付けてトラップを作ることを考えたのですが、せっかくだからもう少し小さなインダクタンスのコイルを使いたいということで、手持ちのVU管(外径60mm)に55巻きほどIV1.6線を巻いて57uH程度のコイルを作り、こちらに3D2Vの同軸コンデンサを付けてトラップに。トラップの3.5MHzの同調は、同じくNanoVNAで測って合わせました。
それに8m程度のIV1.6mmを取り付けて、庭に張ってあるW735の片側だけ取り付けてみました(1.8MHzはオフセンターフィードとしてインピーダンスを少し上げることを狙ってみた、というより、両方調整するのは面倒そうだったので)。
エレメントの先端が手で触れるぐらいの高さのためか、かなりエレメントを短くしないと1.8MHzには同調しませんでしたが、何とか1.8MHzへ同調はとりました。シミュレーションではSWRが2を切る予定でしたが、地面の影響が大きすぎて、SWRは1.8MHzの同調点で6もあります(20.2ohm 1.36nF)とりあえず、これはチューナーで何とかすることにします。
3.5MHzの方は、SWR1.0になるのが、3.496MHzと少し下がってしまったので、あとでもう少しひげの調整が必要ですが、問題なし。
7MHzの方は少しインピーダンスが低く同調点で40.8ohm 280nH SWR1.4という感じですが、とりあえず使用可能なところでしょう。
以上インピーダンスは30m(?)の同軸の先で測っているので、そのまま給電点のインピーダンスとは言えませんが。。。 一度同軸の長さを確認しないとです。
ということで、バンドを聞いてみましたが、国内のFT8は聞こえましたが、ノイズも多く交信できる気がしない。。。。チューナーを使って波を出してみましたが、チューナーのコイルがかなり発熱しますので、ちょっとこの状態では使っていけませんね。。。次はもう少し追加エレメントの高さを上げるようにしようと思います。
...
やはり、1.8MHzの共振点でSWRが6にしかならないというのはまともに波を乗せられていないな、ということで、もう一方にも作成した3.5MHz トラップとエレメントを追加してみました。そうしたら、1.807MHz でSWR1.6程度に持ってくることができました。もう少し調整が可能そうですが、長さを変えて測る繰り返しに疲れてしまったので、また今度状態です。
このトラップコイルーエレメント追加で3.5MHzは多少共振点が下がり、3.49MHzあたりにSWR1.1の点が来るようになってしまったのでエレメントを短くしないといけないようです。
また、雨が降ると、1.8MHz, 3.5MHz とも 20kHzほど共振点がやはり下がりますので、メインはCWに調整をするのですが、1.820MHz, 3.530MHzあたりにターゲットにして合わせこんでいきたいところかなと。
0 件のコメント:
コメントを投稿