先日IC-905を導入していろいろ遊んでいます。
なので、今回はIC-905のコンテストでの使い方を考えようということで全市全郡コンテストに参加してみました。
写真は運用終了後の様子。
いつも、コンテストのログを自作ログというesp32で組んだマイコンログboxで取っています。各リグとCAT接続するのが前提で便利に使えるのですが、IC-705ではリグとの接続にBluetoothを使っていました。IC-905は接続のinterfaceがUSB serial とLAN に限定されています。ということで試行錯誤をしてなんとか今の自作ログをIC-905に繋ごうとしました。esp32のusb host serial driverを改造してICOMで使われている2chのシリアルに繋ぐようにしようとしたのですが、安定な動作まで行きません。そこで、とにかくUSBでいろいろなのと繋げそうな省電力のマイコンということで、raspberry pi zero をUSB serial - CI-V remote interfaceのメディアコンバーターに仕立てて、自作ログの方は、CI-V interfaceに繋ぐことでIC-905をつなごうと考えました。
これにあたって、ラズパイの40pin コネクターにArduino mega2560用基板を乗せて、ラズパイのserial I/F をCI-Vインターフェースにする回路を製作。IC-905にはラズパイのUSBを繋げましたら、/dev/ttyAMA0, 1 として認識され、CI-Vの方は/dev/ttyAMA0になっているようです。
CI-Vインターフェースは下のような超シンプルなものを実装。本当だと直列にインダクター22uHぐらい?とか0.001uFとかつけておく方が良いと思います。今後、自作ログをesp32ベースをやめてラズパイベースにしようかなとか思いましたので、ボードは、自作ログのボードを上に重ねて作成できるような構成にしたのと、キーイングI/Fをつくるために3.5mm jackだけボードに乗せておきました。
プログラムはPython でシリアルポート2つを互いに転送するようなのを簡単に書きましたが、今後を考えて、CI-Vのメッセージを解釈し表示するようにもしてみました。
自作ログの方、IC-905は簡単にリグを追加できたのですが、5.6G の周波数がunsigned long で表現できないために正しく動作せず、大改造が必要でした。最終的には周波数の単位を10Hzとすることで、回避しました。
コンテストはこの製作、プログラムの修正が終わりませんでしたので、開始後は家の近くで運用テストしましたが、5.6Gは局があまり見つかりませんでしたので、翌朝かなり遅くの時間になってしまいましたが、FDで運用した移動地までケーブルカーに乗って30分ほど歩き担ぎ上げました。
アンテナは、5.6G、40cmパラボラ、2.4G:Wifi用のホイップ 2m~1200MHz:3バンドホイップでやりましたが、前回の運用後ホイップがなぜか430MHz帯だけ、SWRが無限大。運用地には、車につけていた2m/430のホイップを外して430MHz帯はそれでやろうと思って持って行ったら、Mコネだったことを忘れており、N-M変換も持って来ず使えませんでした。
ということで、5.6Gやって、2.4Gやって、1200やって、2mやって、また5.6Gに戻る、といった感じで順次いろいろなバンドで運用を楽しみました。5.6GはF2AでCQ出してた局があったのですが、対応する準備をしていなかったので呼べず。
5.6G は40cmのパラボラは少しビームが鋭すぎて、コンテストでは使いにくい感じがしました。CQだしても呼んでもらえましたが、カスカスで少し向きを変えたら通信可能となる例が多かった。もう少しビームが広い方が、相手がいろいろな反射を使える可能性が増えて良いのかもしれません。それか、こちらでまめに振ってCQを出して呼ばれたと思ったらアンテナを即座に振っていいところを探す、なのですが、今のセットアップだとアンテナが遠すぎて手が届きませんでしたので、たちあがって向きを変えたりしてまして、要改善です。
2.4Gは正直非力過ぎました。目の前の大山山頂の局からも「弱い」と言われ筑波山山頂の局は明瞭に聞こえていましたが何度呼んでも反応なしで残念。次回はループ八木ぐらい用意しようと思います。
1.2, 2m はまあまあですが、1W, 10Wはそれなりに非力で八木が欲しくなりますね。ということで、各バンドビームアンテナが欲しいというのが正直なところです。
また、自作ログのシステムの煮込みが足らず、運用中モバイルバッテリーがQSO中に突然OFFとなってしまったりしてご迷惑をおかけした局がありました。すみませんでした。。。おそらく、電力消費が変わったところで充電完了OFFとする機能が発動したのだと思いましたので、長押しでトリクル充電モードというのがあったと思いだし、それでやったところ改善しました。
途中、雨がパラパラと降り始めたので、ビニール袋を被せて運用してましたが、袋の向こう側の画面や、キーボードの盤面が見えないのは辛い。中身が見えやすいカバーを用意したらいいなと終わった後に思いました。
運用は、雨が大粒になってきた午後2時過ぎに撤収下山し、また別の運用地で車内から430MHzを呼びまわったりしました。大学クラブ局を何局か呼びましたが、高校のクラブ局はあきらめちゃうようでしたが、大学クラブ局は頑張って取ってくれました(目黒区の)。ありがとう!
QSO数はこんな感じで、コンペティションとしてはNGな結果ですが、5.6GでQSO思ったよりできたので良かったです。もうちょっと頑張ったらよかったですが。
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