オール神奈川コンテスト 2022

2022年6月5日日曜日

t f B! P L

 昨年は仕事が被って移動できなかった神奈川コンテストですが、今年は何とか調整ができ、天候が許せば移動をしようと考えました。この時期は、天候が難しく、コンテストの数日前から天気予報を眺める日々が続き、実際、コンテスト前日に予行演習(アンテナの調整ともいう)に行ったら、雷雨に遭遇、雨合羽着てはいたものの、ザックの中に入れてあった機材が一部(キーボード等)水没、使えなくなったり散々な目に逢いました。

幸いにして当日は朝から一日好天で雨降りもなく、快適なコンテスト日和でした。

移動の場所は、家から簡単に行けるところ、ということで、裏の大山を考えました。移動地大山といっても何か所か候補地はありますが、ほとんどの場所は木がたくさんあり、VUのアンテナを張って周りが見通せ、かつ、HFのアンテナを展開できるところはほとんどない、という感じです。また、今の時期は恐怖のヤマビルも居ると思われます。

昨年電信電話のオールバンドに出ましたので、今年も同じオールバンドに出ようと思いました。オールバンドなので、かなり荷物が増えます。

HFのアンテナは、これまでいろいろ遊んできたEFHWを最初に考えましたが、電圧腹の近くで運用することになるためか、自作のログに回り込んでしょうがないので、あきらめることにして、7MHzまでのギボシDPの両端に100uH程度のローディングコイルを入れて3.5MHzに対応し、28MHzのエレメントを平行に同時に張り、コンテスト中のギボシ切り替えがなるべく少なくなるようにしてみました。平行エレメントの長さは、エレメント相互の影響が出るので単独のダイポールと比べてかなり長めになりますので、調整のコツが最初わからずかなり悩みました。これを、カーボン釣竿13m (でも折れたので8mぐらい?)を使って上げることにしました。また、エレメントの端はかなり低くなりますので、3.5MHzの延長エレメントの調整がかなりシビアです。なので、現地で予行演習をしてエレメント長さを粗く調整しておきました。EFHW用に作ったコイルを流用したので、ローディングコイルの定数が大きすぎることもあり、運用可能な帯域が狭いです。1.8MHzは、144/430と合わせて3時間と、運用している時間がないだろうとあきらめです。

VUのアンテナは、 6mが超軽量の2el Delta Loopです。2m/430は、同軸を少しでも減らそうと、3el/5elのデュアルバンド八木です。これをステージ1で6mで使った同軸をステージ2の144/430で使いまわすようにしてみました。1200MHzはいつもの9el. ループ八木を使います。VUのアンテナは4.5mの移動用ポールで上げます。

1200MHzの無線機は、最初トランスバーターを使うつもりにしていましたが、3時間しかなく、とても1200CWとかやって遊んでいる暇がないので、きっぱりあきらめDJ-G7にしました。トランスバーターだと、リグとの接続ケーブルとか、直下に設置するための箱とか、同軸とかかなり荷物がかさばります。 今度シングルバンドの何かのコンテストでぜひトランスバーターで遊んでみたいと思っています。

あとは、アンプ。QRPのセットでやるか(アンプなし)、HF/6mを50W出せるセットでやるか前日夜まで悩みましたが、今回は、それほど高いところに登らず、前日に予行演習をしたところで出ることにしましたので、LiFePO4電池 12AHを2個とHL-50Bを持っていくことにしました。VUは10Wでやります。

これらの荷物をパックしたら、とても手持ちのザック1つでは収まらず、通勤用のリュックのおさがりに残りを入れて、アンテナ、ポール2本と合わせてカートに括り付けて引っ張って移動地まで行くことにしました。

コンテストは夜24時まで、なので、水(600ml*3 麦茶系)と食料(おにぎりいろいろ・カロリーメイト)もそれなりに持っていきました。最終的に終わって駐車場に戻ったら水関係は飲み干してましたので、もう少し持って行った方がよかったかなと思いました。 また、日中と夜でかなり気温が違いますし、驟雨もあるかも?ということで、雨合羽と多少の保温できる服装、虫よけとか日焼け止めなんかも。

当日朝は、家族を駅まで送迎などあり、家を出たのが9時過ぎでしたが、現着したら、朝から運用されているかたがおられました。コンテストは1200MHzで出られるとのことでしたので、相談をして、同じ場所で何とか運用をさせていただくことができました(ありがとうございます)。

 15時からのコンテストは6mSSBから。かなり下のほうに出ましたが、上下の周波数で出ている局の被りがひどくて、呼んでいただいた方の内容が取れずかなり苦心しました。ちょっと疲れてしまって、わずか13分でCWに逃げる。HFのコンディションが気になりますので1時間経過前に21, 28の順で運用し、ギボシ切り替えをして14を始めたのが16:45ころ。1200は全くやっていませんでしたので焦りつつ、17:10ころ1200をやります。やはり一緒の場所では1200MHzは被り(というか、抑圧とか混変調の類ですね)があり、17:35には1200をやめて、あとは、6mSSBを頑張ってやってステージ1が終わりました(やっぱり電話は苦手です(CWが得意とは言っていない))。

一緒に運用されたかたは、ここで仕舞。夜は一人ぼっちで運用です。21時までに、3.5/7のアンテナを調整、6m, 1200のアンテナを片付け、144/430のアンテナを上げ、食事をとったらそれなりに時間が余ったので、430で何局かQSOしたり、夜景撮影にトライ(失敗)したりして過ごします。


 

21時からは7MHzから始めます。コンディション終わっちゃう前に・・・ってことで144/430は置いといて、という感じなのですが、これは失敗だったかも。30分費やして、430FMに行ったら出るところがありません。そのあと1時間は430FMをやったんですが、期待したほどの局数はできずに、他のバンドもやんなきゃ状態でした。で、144SSBに降りたら、やっぱりこっちも出るところがない、というより、144SSBもスペアナで見る限り帯域が拡がっている局ばかりで、厳しいものが。。。ということで、CWにやっぱり逃げる。

残り50分を切ったところで、3.5やってないなあ、ということで、3.5をやり、30分ほどお茶を濁した後は、残り20分を144SSBや430CWでの呼びまわりに費やし、右往左往して最後は430CWで終わりました(案の定、呼び残した。。。)

このあたりの、時間の使い方、いまいちよくわかっていませんが、もう少し考えてみたいと思います。

各バンドの、得点/マルチですが、3.5~28, 1200がいずれも1.2~1.5程度で、50が2.6, 144が2、430も2程度でした。

また、オペ時間に対する各バンド局数は、ざっくり、3.5~28,144 が1/min 50,430:1.3/min 1200:0.8/min なので、1200がのんびり時間かけすぎた、50, 430はまだまだ局がいたはず・・・という気がします。マルチのことを考えると、総合的には、430はもう少し時間をかけて局数を増やした方がよかったかなというように思われるので、やっぱり最初は430FMから始めた方がよかったなあという直感です(いろいろ計算して結局直感かよ!)。

24時のコンテスト終了後、片付けをして駐車場に向けて歩き始めたのが1時ころ、駐車場までは徒歩40~50分程度かかり、夜食買いにコンビニ寄って家に戻ったのは2時半ごろだったでしょうか?ずいぶん夜更かしになりました。が、移動運用でとても楽しい時間を過ごすことができました。

普段運動してないこともあり翌日全身筋肉痛・・・

(7/17追記)

KXSAで第2位でした。1~3位は(個人的には)接戦・・・入賞嬉しいです。

 

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